
奥村 真理子さんについては、wikipediaを参照して頂きたいです。
奥村さんの代表作は、やはり「光のパンジー」(小学館の雑誌ぴょんぴょんに連載)と「うたって!ナナちゃん」でしょう。特にパンジーは近年復刻もされ、今でもファンは多いようです。
それ以外の作品に関しても、70年代〜80年代に小学館の学習雑誌に掲載された各作品は、当時の各年代の読者にとって思い出深い作品の筈です(殆ど単行本化されていないのは、非常に残念ですが)
このように、漫画家としては結構知名度はある方なのですが、平行してセイカのぬりえで作画を担当されていた事は、殆ど忘れさられています。
活動期間も長く、TVCMも頻繁に流れていたのですが。
結局、誰かが紹介する努力をしないと風化してしまう物なんですね。
そこで、微力ながら奥村さんの当時の作品を紹介してみようと思います。
奥村さんの代表作は、やはり「光のパンジー」(小学館の雑誌ぴょんぴょんに連載)と「うたって!ナナちゃん」でしょう。特にパンジーは近年復刻もされ、今でもファンは多いようです。
それ以外の作品に関しても、70年代〜80年代に小学館の学習雑誌に掲載された各作品は、当時の各年代の読者にとって思い出深い作品の筈です(殆ど単行本化されていないのは、非常に残念ですが)
このように、漫画家としては結構知名度はある方なのですが、平行してセイカのぬりえで作画を担当されていた事は、殆ど忘れさられています。
活動期間も長く、TVCMも頻繁に流れていたのですが。
結局、誰かが紹介する努力をしないと風化してしまう物なんですね。
そこで、微力ながら奥村さんの当時の作品を紹介してみようと思います。


<ノンシリーズ>
チャームペアシリーズ以前の、特定ヒロインが不在のシリーズ。
現代の少女たちを絵にしたものが多く、キャラクターの年齢層も高く、今となっては貴重なシリーズです。
チャームペアシリーズ以前の、特定ヒロインが不在のシリーズ。
現代の少女たちを絵にしたものが多く、キャラクターの年齢層も高く、今となっては貴重なシリーズです。


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<チャームペア LILY&MARRY>
1976年か77年頃、セイカがチャームペアシリーズとして、特定のヒロインと(ある程度)細かいプロフィールや背景を設定して始めた文具キャラクターシリーズ。
キャラクターグッズはぬりえに留まらず、消しゴム・下敷き・ノートはもちろん、キャラクター人形まで販売されました(人形はセイカ製ではないようですが)。
具体的な時代や地名は登場しませんが、20世紀初頭ぐらいの西欧のイメージでしょうか。
ヒロインは2名で
おてんば少女のリリー
牧場主の父と兄のルークの3人家族。ペットは、オウムのココ。
おしとやかなマリー
獣医の母とばあやさんの3人暮らし。ペットは猫のムー。
他に、パウロと言う探偵きどりの犬(いわゆるホームズ風の衣装を着ている)が登場します。又、ルークはマリーのボーイフレンドで、リリーにも名前は不明ですが、特定のボーイフレンドがいます。
ぬりえ本編では、この2人のにぎやかな日常が描かれています。
確認した限りでは、魔法などのファンタジックな設定はありません(言葉を話す動物は登場しますが)。
主人公2人と舞台設定から見て、当時TVと漫画で大人気だったキャンディキャンディの影響が明らかに見てとれます。
キャンディは、当時の少女漫画が指向していたリアルな絵柄による人間ドラマの深化、若しくは陸奥A子さんのようなデザイン化された絵柄による軽快なラブコメという2つの流れの双方に対する反動といって良い位、クラシックで大時代的な作品でしたが、ドレスのレースやリボンが細かく描き込まれたその作画には、当時の垢抜けた絵には無い魅力がありました。
奥村さんの絵も、レースやリボンをふんだんに使ったクラシックなドレスを身にまとった少女達を(当時としては)細かい線で描いていて華やかでした。
1976年か77年頃、セイカがチャームペアシリーズとして、特定のヒロインと(ある程度)細かいプロフィールや背景を設定して始めた文具キャラクターシリーズ。
キャラクターグッズはぬりえに留まらず、消しゴム・下敷き・ノートはもちろん、キャラクター人形まで販売されました(人形はセイカ製ではないようですが)。
具体的な時代や地名は登場しませんが、20世紀初頭ぐらいの西欧のイメージでしょうか。
ヒロインは2名で
おてんば少女のリリー
牧場主の父と兄のルークの3人家族。ペットは、オウムのココ。
おしとやかなマリー
獣医の母とばあやさんの3人暮らし。ペットは猫のムー。
他に、パウロと言う探偵きどりの犬(いわゆるホームズ風の衣装を着ている)が登場します。又、ルークはマリーのボーイフレンドで、リリーにも名前は不明ですが、特定のボーイフレンドがいます。
ぬりえ本編では、この2人のにぎやかな日常が描かれています。
確認した限りでは、魔法などのファンタジックな設定はありません(言葉を話す動物は登場しますが)。
主人公2人と舞台設定から見て、当時TVと漫画で大人気だったキャンディキャンディの影響が明らかに見てとれます。
キャンディは、当時の少女漫画が指向していたリアルな絵柄による人間ドラマの深化、若しくは陸奥A子さんのようなデザイン化された絵柄による軽快なラブコメという2つの流れの双方に対する反動といって良い位、クラシックで大時代的な作品でしたが、ドレスのレースやリボンが細かく描き込まれたその作画には、当時の垢抜けた絵には無い魅力がありました。
奥村さんの絵も、レースやリボンをふんだんに使ったクラシックなドレスを身にまとった少女達を(当時としては)細かい線で描いていて華やかでした。


LILY & MARRY
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LILY & MARRY
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LILY & MARRY(A5)
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チャームペア LILY & MARRY
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LILY & MARRY
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LILY & MARRY
シールつきぬりえ
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LILY & MARRY
シールつきぬりえ
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<チャームペア CASY & NANCY>
LILY & MARRYに続く、セイカのチャームペアシリーズ第2弾。
1期が1978年頃、2期が1980年頃に展開されました。
LILIY & MARRYが、良くも悪くもキャンディキャンディの影響を感じさせるキャラクターだったのに対し、CASY & NANCYは完全にオリジナリティを確立しています。
余談ですが、後に『ふたりはプリキュア』がTVでスタートした時、そのキャラクターデザインを見て本作を思い浮かべたものです。
舞台はLILIY & MARRY同様、19〜20世紀初頭くらいの西欧の田舎町のイメージ。
ヒロインは
貴族の娘キャッシー
いつも男の子のような姿をしている元気少女。じいやさんから教わった剣の腕もかなりのもの。
ひらひらのドレスとバイオリンの稽古が苦手。
家族は貴族の父と母。剣の師匠のじいやとばあやさん。ペットは猿のビッキーと愛馬のアポロンがいます。
地主の娘ナンシー
おしとやかで、少し気の弱いところもある少女。民族衣装を思わせるエプロンドレスと、超ロングの縦ロールが特徴。
家族は、地主の両親。ペットは小熊のリッキー。
更に、今回はファンタジックな設定が付け加えられており、2人を助ける妖精が登場します。2人の家の裏にある湖には、フェアリー島と呼ばれる島が浮かんでいて、そこに妖精達が暮らしているのです。
彼女達は、キャッシーやナンシーの家と何かの縁があるらしく、普段はナンシーの家の花壇を見守り、一年中花を咲かせています。
又キャッシーがいつもペンダント代わりに首から下げているベルは、彼女の家に古くから伝わるもので、妖精を呼び出す力を持っています。
妖精達は、2人が本当に困ったときは、力を貸してくれます。しかし、その一方でかなりの悪戯好きでもあり、魔法でからかわれる事もしばしばあります。
本シリーズがLILY & MARRYと大きく違う点は、キャッシーが男装の少女という点でしょう。その結果、2人の間にはそこはかとなく百合の香りが漂う事と成りました。
リリーとマリーの様な特定のボーイフレンドも存在せず、2人がじゃれ合っている姿には、恋人同士のような甘い雰囲気も感じられます。
私がぬりえを集め出したのも、この作品の持つ妖しい魅力に見せられたからです(あくまで雰囲気だけの話ですが)。
そういう邪な話はともかく、このシリーズは人気を博し、ペットの設定を変更して2期も作られました。
ナンシーのペットの小熊のリッキーが羊のチャップに、キャッシーのペットの猿のビッキーがウサギのラビタンに代わりました。
ちなみに、その同期にあたるのが「プリンセス・アン」です
LILY & MARRYに続く、セイカのチャームペアシリーズ第2弾。
1期が1978年頃、2期が1980年頃に展開されました。
LILIY & MARRYが、良くも悪くもキャンディキャンディの影響を感じさせるキャラクターだったのに対し、CASY & NANCYは完全にオリジナリティを確立しています。
余談ですが、後に『ふたりはプリキュア』がTVでスタートした時、そのキャラクターデザインを見て本作を思い浮かべたものです。
舞台はLILIY & MARRY同様、19〜20世紀初頭くらいの西欧の田舎町のイメージ。
ヒロインは
貴族の娘キャッシー
いつも男の子のような姿をしている元気少女。じいやさんから教わった剣の腕もかなりのもの。
ひらひらのドレスとバイオリンの稽古が苦手。
家族は貴族の父と母。剣の師匠のじいやとばあやさん。ペットは猿のビッキーと愛馬のアポロンがいます。
地主の娘ナンシー
おしとやかで、少し気の弱いところもある少女。民族衣装を思わせるエプロンドレスと、超ロングの縦ロールが特徴。
家族は、地主の両親。ペットは小熊のリッキー。
更に、今回はファンタジックな設定が付け加えられており、2人を助ける妖精が登場します。2人の家の裏にある湖には、フェアリー島と呼ばれる島が浮かんでいて、そこに妖精達が暮らしているのです。
彼女達は、キャッシーやナンシーの家と何かの縁があるらしく、普段はナンシーの家の花壇を見守り、一年中花を咲かせています。
又キャッシーがいつもペンダント代わりに首から下げているベルは、彼女の家に古くから伝わるもので、妖精を呼び出す力を持っています。
妖精達は、2人が本当に困ったときは、力を貸してくれます。しかし、その一方でかなりの悪戯好きでもあり、魔法でからかわれる事もしばしばあります。
本シリーズがLILY & MARRYと大きく違う点は、キャッシーが男装の少女という点でしょう。その結果、2人の間にはそこはかとなく百合の香りが漂う事と成りました。
リリーとマリーの様な特定のボーイフレンドも存在せず、2人がじゃれ合っている姿には、恋人同士のような甘い雰囲気も感じられます。
私がぬりえを集め出したのも、この作品の持つ妖しい魅力に見せられたからです(あくまで雰囲気だけの話ですが)。
そういう邪な話はともかく、このシリーズは人気を博し、ペットの設定を変更して2期も作られました。
ナンシーのペットの小熊のリッキーが羊のチャップに、キャッシーのペットの猿のビッキーがウサギのラビタンに代わりました。
ちなみに、その同期にあたるのが「プリンセス・アン」です


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CASY & NANCY
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チャームペア
CASY & NANCY
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CASY & NANCY
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CASY & NANCY
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CASY & NANCY
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CASY & NANCY
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チャームペア
CASY & NANCY
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ようせいへのおくりものの巻
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みずいろのバイオリンの巻
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CASY & NANCY
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CASY & NANCY
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<『めばえ』広告>
当時のセイカノートはTVCMだけでなく、小学館の幼児向け雑誌「めばえ」(現在も刊行中)の裏表紙に、毎月全面広告を載せていました。 幾つか入手できたので、紹介します。
当時のセイカノートはTVCMだけでなく、小学館の幼児向け雑誌「めばえ」(現在も刊行中)の裏表紙に、毎月全面広告を載せていました。 幾つか入手できたので、紹介します。


※クリックで拡大します


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LALA & COCO
SEIKA IDOL100
(※小学館の幼児雑誌『めばえ』に 掲載された広告は こちら) |
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LALA & COCO
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ジュリー&メリー
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ジュリー&メリー
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※『セイカメロディー』『セイカフラワー』『ミニシールぬりえ』『セイカスイート』『LILY & MARRY』『CASY & NANCY』『LALA & COCO』『ジュリー&メリー』『リリー&マリー』『ハニーエンゼル』『ハッピークリン』は株式会社セイカの商品です。
※2009年1月をもって株式会社セイカは解散し、セイカレーベルはサンスター文具に統合されました。
※『めばえ』は株式会社小学館の幼児学習雑誌です。
※商品の著作権は、画像に明記した団体及びイラストレータにあります。当サイトに掲載している画像の無断引用・配布はおやめください。
※『ぬりえ振興会』では、ぬりえを紹介する目的で画像を引用・掲載しておりますが、上記のメーカーとは無関係です。
※商品についてのご質問は販売元各社にお問い合わせ下さい。
※2009年1月をもって株式会社セイカは解散し、セイカレーベルはサンスター文具に統合されました。
※『めばえ』は株式会社小学館の幼児学習雑誌です。
※商品の著作権は、画像に明記した団体及びイラストレータにあります。当サイトに掲載している画像の無断引用・配布はおやめください。
※『ぬりえ振興会』では、ぬりえを紹介する目的で画像を引用・掲載しておりますが、上記のメーカーとは無関係です。
※商品についてのご質問は販売元各社にお問い合わせ下さい。